都筑橘樹酉歳開帳地蔵霊場巡りの旅

真福寺

訪問日:平成29年4月23日

日吉駅のバス乗り場から日22系統の東急バスに乗り、バス停「下田地蔵尊前」で下車しました。この系統のバスは頻繁に出ていますので、長時間待つこともなく、便利です。真福寺には准秩父三十四観音霊場の巡礼で訪れており、その時は歩いていきましたが、(本数があるので)次回はバスで行こうと思っていたのでした。

境内に入り、善の綱を握ってから本堂に上がると、中央に安置されている厨子の中に地蔵菩薩坐像、左右に白い童子の掌善(しょうぜん)、赤い童子の掌悪(しょうあく)が祀られていました。

お参り後、拝観しているとお寺の方が説明をしてくれました。地蔵菩薩像は廻り地蔵で、かっては地域の方々が順番に家々へ迎え入れ、地域内で廻していたそうです。真福寺には廻り地蔵が2体あり、片方が地域を廻り、片方がお寺に残っていたと考えられているそうですが、2体とも廻っていたという考えもあるそうです。

廻り地蔵は子どものすこやかな成長を願って廻されていたので、地蔵菩薩像は左手に子どもをかかえている姿をしているとのことでしたが、私の悪い目ではよく分かりませんでした。しかし、もう一体の左壇に祀られている地蔵菩薩像はすぐ近くで拝観できるので、子どもをかかえている姿がよく分かりました。

廻り地蔵の風習は泉区下飯田の東泉寺ではまだ続いているそうなので、東泉寺に訪れたいなと思いました。また伊勢原市の保国寺の地蔵菩薩像は廻り地蔵の親地蔵とのことなので、保国寺にも訪れたいです。

今回、バス停の名前にもなっている下田地蔵尊にお会い出来て良かったです。准秩父三十四観音巡礼のときも感じましたが、真福寺は良いお寺です。

山門から見た風景

本堂