都筑橘樹酉歳開帳地蔵霊場巡りの旅

蓮華寺

訪問日:平成29年5月1日

本来は4月30日に満願成就する予定でした。西蔵寺を訪れた後、家に戻り、写真などを整理していると蓮華寺を訪問していないことに気づきました。そこで翌日の5月1日に改めて、蓮華寺を訪れることにしました。

4月30日は「野川」バス停から武蔵小杉駅に戻ったので、同じように武蔵小杉駅からバスに乗り、野川バス停で下車し、そこから歩いて行きました。

お寺に到着すると、仁王像が左右に立つ石段を登ります。仁王像は山門に祀られていなかったので、山門にはどの仏様が祀られているのかと思いましたが、興福寺の天燈鬼を模したような像が向かい合って祀られていました。

境内に入ると結縁綱を握ってお地蔵様と結縁しました。そして、本堂に近づくと中央に厨子に入った地蔵菩薩立像が祀られていました。お参り後、境内におられた方に御朱印をいただきました。また、りんご味、そば味のかりんとう等が売っていたので、満願成就を祝うために、りんご味のかりんとうを購入しました。

境内を見て回ると、二十五番札所・義民堂の義民に関連する宝篋印塔がありました。案内には

今からおよそ三百十数年前、武蔵国橘樹郡久末村は稲毛領に属し、佐橋内蔵之助住純が地頭となり治めていた。その頃、当久末は年貢の石高を一躍百石引き上げられた為、当時の農民は苦しみの窮地に達し、当時二十九戸の老若男子が数回直訴をするも空しく十九名が帰らぬ人となった。元禄六年(1694年)の事である。延亭三年(1717年)この尊き霊を慰め義民地蔵尊を建立した(妙法寺安置)。その後、明和元年(1764年)当山にその諸霊を供羪(くよう)するこの宝篋印塔が建てられた。
とあり、この宝篋印塔に出会えて良かったです。境内には他にも、釈迦大涅槃像、延命大地蔵菩薩など、色々と見どころがありますので、札所本尊にお参りした後は境内を散策されることをお勧めします。

お堂