武相卯歳観音霊場巡りの旅 喜福寺

喜福寺

巡礼記

訪問日:平成23年04月16日

JR八王子駅からバスに乗り、バス停「稲荷坂下」で下車し、そこから歩いて行きました。お寺に到着するとその姿に驚きました。いわゆるお寺らしい外観から程遠いものです。またこちらも開帳塔婆がありませんでした。

石段を登って扉を開けると目の前に結縁綱がありましたので、握ってから先に進みました。堂内中央には立派な観音様が祀られていました。気品あるスラっとした体型で、蓮の花を持った左手に結縁綱が繋がっていました。昭和47年に作成された像ですが、後世になれば、高く評価される仏像だと思います。

お参りした後、一階の受付で御朱印を頂き、話をしました。お寺が今のような姿なのは過去二回大火に遭ったので、燃えないようにコンクリート造りにしたそうです。

武相観音霊場のお寺は12年に1度の御開帳のお寺が多いのでしょうが、こちらのお寺はいつでも観音様にお会いすることができるそうです。

また、12年前の御開帳より若い人が多く巡っているそうです。巡る人がいなければ霊場も成り立たなくなりますので、若い人が多いということは良いことですね。私もこのホームページを通して、一人でも多くの人に霊場めぐりのすばらしさを伝えれればと思います。

喜福寺では素敵な観音様にお会いでき、またお寺の方と興味深い話ができたので、とても気持ちのよい巡礼となりました。また訪れたいお寺です。

入口からの風景

入口からの風景

本堂

本堂