鎌倉三十三観音霊場巡りの旅 光触寺

光触寺

寺伝

当初は真言宗のお寺でしたが時宗の開祖一遍上人が鎌倉へ立ち寄った時、作阿上人は一遍に帰依し、時宗に改めました。

本堂には頬焼阿弥陀で知られる阿弥陀如来像が安置されています。頬焼阿弥陀の話を簡単に書くと
昔、ある家に町の局という女性が住んでいて、阿弥陀如来の像を大切にしていました。またこの家には万歳という法師も住んでいました。ある日、物がなくなり、局は万歳が盗んだと思い、家人に命じて万歳の頬に焼印を押しました。その夜、局の夢に阿弥陀如来が現れ「なぜ私の頬に焼印を押したのですか」と泣きながら言いました。局はびっくりして阿弥陀如来の像を見に行くと頬に焼印の後がありました。局は阿弥陀如来が身代わりになって万歳を救ったと思い、万歳を許し、阿弥陀如来の像を本尊とするお寺を建立しました。
というお話です。

巡礼記

訪問日:平成18年2月5日

瑞泉寺から光触寺まで徒歩で行きましたが結構距離があります。ガイドブックによると約3.3キロです。バスを使ったほうが良いかもしれません。

鎌倉のはずれにあるという感じで、鎌倉三十三観音巡りなどはっきりした目的を持ってない人以外はあまり訪れる人のいないお寺だと思いました。境内には時宗の開祖、一遍の銅像があります。鎌倉観音霊場は他の観音霊場ではあまり見られない時宗のお寺が多いのが特徴の一つのような気がします。

本堂内を拝観するには予約が必要です。本堂の前にインターホンがあり、朱印をお願いしたい旨を伝え、御朱印を頂きました。

山門

山門

鎌倉三十三観音第七番札所の碑

鎌倉三十三観音第七番札所の碑

一遍上人の像

一遍上人の像

本堂

本堂