旧小机領三十三観音霊場巡りの旅 松蔭寺

松蔭寺

巡礼記

訪問日:平成20年4月19日

ガイドブックに付いている地図には
“十番東福寺より市営バス41, 38系統乗車。「東高校前」下車徒歩五分。”
と書かれていたので、まずバス停を探しました。バス停は、京浜急行花月園前駅の陸橋を降りた場所の近くにありました。バスは行き先に気をつけましょう。バス停の案内板に止まる停留所が書いてありますので必ず確認するようにしましょう。

バスに乗り、松蔭寺に行かれる方はここでお降り下さいという案内があったので、「東高校前」で下車しました。バスから降り、バスの進行方向とは逆側を見ると、ファミリーマートがあり、その横に赤いのぼり旗が立っていました。そして赤い旗を目印に歩いていくと松蔭寺に着くことができました。

鶴見地区が一望できる小塚にある山門をくぐって境内に入ると本堂からはお経の声が聞こえ、法要の最中のようでした。観音堂は本堂の右隣にあるのでそちらに行きました。まず供養塔の綱を握って観音様にお参りをして、次に観音堂の前で観音様にお参りをしました。こちらの観音様は金ピカではなく、私好みの渋い観音様でした。そして、堂内におられた方に御朱印をお願いしました。

観音堂の隣には義尭入道尊と書かれたお堂があり、お堂の前で仁王さんが里見義尭公を守っていました。仁王さんは一般に山門に祀られてお寺を守っていますが、ここでは義尭公のお堂を特別に守っていました。その為、このお堂が非常に重要なお堂であると感じました。

接待所でガイドブックに書かれているタラヨウの木を尋ねたところ、接待所のすぐそばにある木がそうでした。タラヨウは葉の裏側に文字を書くとハッキリと跡が残るのが特徴で、経文を写したりして仏教とは縁のある木だそうです。松蔭寺では、観音様はもちろんですが、里見義尭入道公を祀るお堂を守っている仁王さんが印象に残りました。

山門への参道

山門への参道

観音堂

観音堂

里見義尭公を祀るお堂

里見義尭公を祀るお堂

本堂

本堂