旧小机領三十三観音霊場巡りの旅 西方寺

西方寺

巡礼記

訪問日:平成20年4月19日

十四番札所である正福寺御霊堂から市営地下鉄東山田駅まで歩き、そこからグリーンラインでセンター北駅に移動しました。そしてブルーラインに乗り換え、新羽駅で下車しました。新羽駅から西方寺までの道順は非常に分かり易く、緑産業道路を歩いていくと問題なく到着することができました。先ほどの正福寺御霊堂へは迷ったこともあり、札所によって随分違うものだと思いました。

緑産業道路の少し入った所から参道が山門まで続いており、参道入口には石碑や掲示板がありました。掲示板には、

・毎月第三火曜日午後一時半よりに写経会が開催される
・毎月第二、第四木曜日午後一時半より御詠歌教室が開催される

と書かれており、しっかりとした活動をしているお寺だと思いました。

山門から境内に入ると、正面に本堂、右側に観音堂がありました。まずは供養塔の綱を握って観音様にお参りをしました。次に石段を登って観音堂へ移動して、堂内で観音様にお参りをしました。そして、堂内におられた方に御朱印をお願いしました。

次に観音堂から本堂へ移動し、本堂でお参りをしました。わずかに開いた隙間から本尊の阿弥陀如来像を拝観することができました。そして接待所へ行き、住職の奥様が料理されたというタケノコを頂きました。接待所におられた方に参道入口の掲示板で写経会の案内を見たのでそのことを聞くと、その方は写経会に参加しているそうで、今日、本尊の阿弥陀如来様に納めた般若心経の写経を見せてくれました。二十年ほど写経をしているそうで、私とはレベルが違いました。

また本尊の阿弥陀如来像についても話をしてくれました。鎌倉の極楽寺の塔頭であった西方寺は鎌倉時代に兵火に遭い、逃れた僧侶達と共にこちらに移動してきたそうです。像があまりにも光り輝くので、近くの海で魚が取れなくなり、黒く塗られたそうです(この辺りは記憶があいまいですが、多分そのようなことをおっしゃっていたと思います)。

西方寺はしっかりした宗教活動をしているお寺ですし、接待所の方とも色々有意義な話をすることができたので、本日巡ったお寺の中では一番満足感がありました。

山門

山門

供養塔

供養塔

観音堂

観音堂

本堂

本堂