西国三十三観音霊場巡りの旅 播州清水寺(結縁御開帳)

播州清水寺(結縁御開帳)

巡礼記

訪問日:平成21年11月1日

この日の天気予報は曇りのち雨。花山院を訪れた時には雨は降っていませんでしたが、播州清水寺に向かっている途中から雨が降り出しました。ジャンボタクシーでお寺への最後の坂道を上り、駐車場に到着し、そこから仁王門に向かって歩きましたが、仁王門は霧に包まれ、とても幻想的な雰囲気でした。この記事を書くために前回の訪問時の記事を見ると前回は8月に訪れているため、夏の日差しを浴びた仁王門の写真があり、訪れる時によって、全然印象が違うものだと思いました。

売店の前を通り、境内を奥に進むと薬師堂に到着しました。薬師堂では、壁に掲げられた十二神将が非常に特徴的です。通常は十二神将の頭の上に小さく付けられている十二支の動物が十二神将となり、薬師如来を守っています。

放生池で弁天様にお参りをして、いよいよ大講堂へ。こちらに西国三十三所の観音様が祀られています。堂内に入り、結縁綱を握って、観音様にお参りをしました。そして、100円を払い、堂内の奥に入りました。

堂内では札所本尊の千手観音様を間近で拝観することができました。そして脇侍として、毘沙門天と地蔵菩薩が祀られていました。脇侍は京都の清水寺と同じですが、地蔵菩薩は京都の清水寺は勝軍地蔵ですが、播州清水寺は通常のお地蔵さんでした。

そして、納経所で御朱印をお願いするとオリジナル記念散華を頂きました。このような開帳記念品を頂けると嬉しいですね。また、播州清水寺では購入したいと思っていた物がありました。それは、背中に千手観音さまの梵字と南無観世音菩薩と書かれたTシャツです。インターネットでそのようなTシャツが発売されたことを知り、訪れる時に購入しようと思っていたのです。私は白のものを購入しました。これから観音霊場めぐりをする時には、このTシャツを着用しようと思います。

次は大講堂の右脇の石段を上り、根本中堂へ。石段の途中に桜が咲いていました。「今の季節に桜とは珍しい」と思いましたが、十月桜だそうです。石段を上りきると、霧が立ちこめる中に根本中堂がありました。早速、入堂し、観音様、脇侍の毘沙門天、吉祥天にお参りをしました。御本尊の十一面観音像は秘仏で次回の御開帳は平成29年だそうです。またこちらでは御本尊の御御影を購入しました。前回の訪問時に購入しなかったので、今回、必ず購入しようと思っていたのです。

そして、おかげの井戸へ。開山である法道仙人が水神に祈って湧水した霊泉で、清水寺と称される由緒の地です。井戸をのぞき、顔が映れば3年長生きできる言われています。訪れた全員、無事に顔が映りました。

最後は多宝塔跡を通り、境内を後にしました。

霧に包まれた仁王門

霧に包まれた仁王門

霧が立ちこめるおかげの井戸

霧が立ちこめるおかげの井戸