西国三十三観音霊場巡りの旅 岡寺(龍蓋寺)

岡寺(龍蓋寺)

寺伝

663年に義淵僧正が天智天皇から岡宮を譲り受けて寺に改めたのが始まりです。

巡礼記

訪問日:平成19年11月3日

壷阪寺を拝観した後、予定では春と秋にだけ運行される壷阪寺と岡寺を結ぶバスに乗るつもりだったのですが、時間が合わなかったので一度壷阪山駅に戻りました。来る時に岡寺という駅があったのでそこで降りればいいのかと思っていましたが、ある人が駅員さんに「岡寺に行きたいのですが」と尋ね、駅員さんが「飛鳥駅で下車してバスに乗って下さい」と答えていたのを聞き、壷阪山駅から飛鳥駅に行きました。そして駅前に止まっているバスを見ると岡寺前を経由するバスだったのでそれに乗り込み、バス停「岡寺前」で下車しました。

バス停からバスの進行方向に歩くとすぐに神社の鳥居とその横に岡寺への案内板がありました。案内板に書いてある通りに、そこをまっすぐ行けば岡寺に着きます。岡寺への道は何故か勝手に平坦な道を予想していたのですが、途中から坂道となり、少し面食らいました。

坂道を登り切ると岡寺の入山受付所に着きました。入山料300円を払い、仁王門をくぐって境内に入ると鐘があり、鐘を自由につけるようになっていたのでつかせて貰いました。西国三十三観音巡りで鐘をついたのは初めての経験です。

そして本堂へ行きました。本堂では本尊の如意輪観音像を直接拝観することができました。壷阪寺のところで、壷阪寺の観音様は写真写りが悪いと書きましたが、こちらの観音様はガイドブックの写真通りの観音様でした。また脇侍として不動明王と愛染明王が祀られていました。本堂には他にも役の行者像、阿弥陀三尊像、兜跋毘沙門天像などが祀られていたのですが、私が一番印象に残ったのは西国三十三ヶ所の本尊像の前にあった花山法皇の御手判です。花山法皇の手形があり、「(そこに)手をあてて願いをおかけ下さい」と書かれていました。どのような由来で花山法皇の手形が岡寺にあるのか不思議に思いました。

本堂での参拝を終えた後、納経所でご朱印と散華を頂きました。慈悲の道は自由にとれるようになっていました。境内を散策していると奥の院があると書いてあったので、奥の院に行くことにしました。奥の院といっても本堂とそれほど離れていませんでした。奥の院は石窟になっており、腰をかがめて奥に入っていくと中に仏様が祀られていました。奥の院の仏様にお参りした後、次は三重宝塔に行きました。三重宝塔がある場所は少し高台になっているので、境内全体を眺めることができました。

飛鳥では多くの人々がサイクリングや徒歩で史跡巡りをしていました。今回飛鳥では岡寺のみを訪れただけなので、今度訪れる時はのんびりと飛鳥の史跡巡りをしたいなあと思いました。

バス停近くの鳥居

バス停近くの鳥居

仁王門

仁王門

本堂

本堂

奥の院

奥の院

三重宝塔

三重宝塔

三重宝塔からの境内風景

三重宝塔からの境内風景

リンク集

岡寺ホームページ 岡寺公式ホームページ