西国三十三観音霊場巡りの旅 長谷寺(結縁御開帳)

長谷寺(結縁御開帳)

巡礼記

訪問日:平成20年11月22日

近鉄長谷寺駅で下車し、門前商店街を歩きながら長谷寺へ。受付で入山料500円を払い、境内へ入りました。登廊を歩き本堂(観音堂)を目指しますが、今回は途中にある宗宝蔵に立ち寄りました(拝観料100円が必要です)。宗宝蔵では丁度、長谷寺秋季特別寺宝展が行われており、仏像等見応えのあるものが多く展示されており、満足のいくものでした。展示物の中の大絵馬を見ていると本堂落慶五十周年記念で訪れた浅草寺の「大絵馬寺宝展と庭園拝観」を思い出しました。

登廊の上りきると観音堂へ。長谷寺大観音特別拝観として観音堂の中に入れますが、まずはいつものように観音堂正面から長谷観音様にお参りをしました。いつ拝観しても慈悲にあふれた素晴らしいお姿です。そのお姿を見ると自然に手を合わせてしまいます。西国三十三観音のご本尊は秘仏が多い中、いつでもそのお姿を拝観できる長谷寺はありがたいと思います。

そしていよいよ観音堂右横にある券売所で特別拝観料1000円を払い、観音堂内へ。まずはお寺の方の案内に従って、塗香をして、身体を清めます。次に授与品を頂きました。授与品は、御結縁のお手綱で作られた腕輪、お守り、カラー御影です。この中で一番はやはり、お手綱で作られた腕輪だと思います。これをはめていると長谷寺の観音様とつながっていることになるそうです。

そして、観音様が祀られている部屋に行きました。いつもはお堂の外から拝観していますので、今回初めて足元から観音様を見上げましたが、足元から見上げても本当にりっぱなお姿です。今回の御結縁開帳では、観音像の両足にさわって、お願い事やご縁を深めることができます。お寺の方が「西国三十三観音霊場のお寺の中で観音様にじかに触れられるお寺は長谷寺だけであろう」とおっしゃっていましたが、本当にありがたいです。観音様の両足は多くの人に触られ、色が変わっています。板に描かれた観音応化三十三身像を拝観して観音様の祀られている部屋を出る時、お寺の方がお加持をしてくれました。

堂内には、弘法大師坐像、興教大師坐像、徳道上人坐像、裏観音像、稲荷明神立像、薬師三尊像と十二神将像が祀られており、それぞれの仏様にお参りをしました。お参りした仏像の中では今まで拝観したことのない稲荷明神立像が一番印象に残りました。

観音堂を出た後、納経所でご朱印を頂きました。その後、境内の色々な場所を散策しましたが、何度訪れても長谷寺は良いお寺だと思います。

紅葉の本堂その1

紅葉の本堂その1

紅葉の本堂その2

紅葉の本堂その2