西国三十三観音霊場巡りの旅 圓教寺

圓教寺

寺伝

西国霊場の最西端に位置する圓教寺は西の比叡山と呼ばれる大寺院です。966年に性空上人が草庵を結んだことがはじまりです。性空上人は眼・耳・鼻・舌・身・意のすべてが清らかになる六根清浄の悟りを得、多くの人々から信頼されていた人です。桜の生木に如意輪観音像を刻ませて摩尼殿を建立しました。

巡礼記

訪問日:平成18年5月3日

まず初めに書きたいのは、圓教寺は訪れて本当に良かったと心の底から思える素晴らしいお寺でした。JR姫路駅で下車し、駅前のバス乗り場からバスに乗りました。バスの料金は260円でした。そしてケーブルカーに乗り、山上へ行きました。ケーブルカーの料金は往復で900円でした。ケーブルカーにはガイドさんが同乗し、ガイドをしてくれます。

入口で拝観料300円を払い、境内に入ります。お金を払えば、ここからバスに乗って本堂の下まで行くことができますが、よほどの理由がない限りは徒歩で行きたいです。途中の参道では西国三十三箇所の観音像がたたずんでいます。

参道を進むと本堂の摩尼殿に出ます。舞台造りの摩尼殿は思わず「かっこいい」と声を出してしまうほど素晴らしいものでした。平成18年は圓教寺開山性空上人の壱千年の遠忌にあたり、造立以来約800年にわたって開扉されなかった秘仏如意輪観世音菩薩像が初公開されていました。摩尼殿で、お寺の方の説明を聞きながら、初公開の如意輪観音像、札所本尊の如意輪観音像、四天王像を拝観しました。そして摩尼殿内にある納経所でご朱印を頂きました。散華と慈悲の道は自由に取れるようになっていました。

その後、大講堂、食堂、常行堂に向かいました。大講堂、食堂、常行堂がコの字に並んだ三元堂もとても素晴らしいです。是非、多くの人に自分の目で見て欲しいと思います。写真ではその素晴らしさは伝えきれません。大講堂には釈迦如来が祀られ、常行堂には阿弥陀如来が祀られていました。食堂には宝物館(料金200円)があり、五大明王や薬師三尊と十二神将などを拝観できました。食堂の二階から見る眺めも良かったです。

圓教寺は宿坊があるので、今度訪れる時は宿坊に泊まりたいと考えながら圓教寺を後にしました。

参道にたたずむ圓教寺の本尊である<br>如意輪観音の写し像

参道にたたずむ圓教寺の本尊である
如意輪観音の写し像

仁王門

仁王門

摩尼殿と西国の碑

摩尼殿と西国の碑

摩尼殿

摩尼殿

大講堂その1

大講堂その1

大講堂その2

大講堂その2

常行堂

常行堂

山上からの眺め

山上からの眺め

リンク集

圓教寺公式ホームページ 圓教寺公式ホームページ