西国三十三観音霊場巡りの旅 花山院(結縁御開帳)

花山院(結縁御開帳)

巡礼記

訪問日:平成21年11月1日

この日の西国観音巡礼は、お寺めぐり友達の方々とジャンボタクシーに乗り、花山院、播州清水寺、一乗寺、円教寺を巡りました。まずは花山院からです。

花山院と言えば、前回は公共機関で訪れ、バス停からお寺までの坂道を登るのがとても大変だった思い出があります。しかし、今回はジャンボタクシーなので、苦労もなく、駐車場に到着。下車後、仁王門をくぐって、境内へ。

綺麗に色づいた銀杏の木、綺麗に掃き清められた庭が目に付きましたが、まずは花山法皇堂で、花山法皇と十一面観音菩薩にお参りをしました。こちらでは全員で般若心経を唱えました。今回の結縁御開帳は花山法皇の一千年御忌を記念したものでありますので、花山法皇の前で般若心経を唱えることができ、良かったです。

次は隣にある薬師堂で、薬師如来にお参りをしました。薬師堂の右隣には、幸福(しあわせ)の七地蔵が立ち並んでいました。境内にあった案内には

幸福はまず家庭から、そして自分も世の中も幸福になるように、それぞれのお地蔵様が差し出す救いの御手を両手でしっかりと握って、自分の役割を全うできるように「お力」を頂戴してください。
またご家庭でお悩みのある方は、その相手のお地蔵様の手を握って、「仲良くお願いします」とお頼みしてください。各々のお地蔵様のお守りを寺務所でお授けしておりますので、心の糧としてお幸せにお過ごしください。

とありました。ということで、七体のお地蔵さんとしっかりと握手をしてきました。

そして、花山院御廟所に行きました。実は前回花山院を訪問した時に御廟所を訪れていなかったので、今回の訪問で一番訪れたかった場所です。御廟所の前に立ち、今、西国三十三所めぐりをできるのも花山法皇のおかげですので、そのことに関する感謝を伝えました。この記事を読んだ方は花山院を訪れた時には必ず御廟所に立ち寄って欲しいと思います。

最後は、納経所に行きました。朱印を書く時に手を合わせてから書いてくれました。花山院では、是非、写経を納経しましょう。お寺の案内には

納経は文字の通りに写経を奉納すること、納経所は写経を納める所、納経料は納めた写経の供養料です。朱印揮毫料ではありません。
そして納経帳は文字の通り納経した証明の為に印を頂く帳面です。それ故、納経なしに朱印だけで完成した場合、納経帳の表示が偽りになってしまいます。どうか巡礼の皆様には写経を納経して供養をして頂いた証明として朱印を受けて頂き、表示に偽りのない本物の納経帳、納経軸を完成させて下さい。
とあります。花山院は西国三十三所+番外寺院の中で最も写経を大切に扱ってくれるお寺だと思います。

色づいた木々

色づいた木々

掃き清められた庭

掃き清められた庭