来迎寺
拝観日:平成25年2月24日
来迎寺に到着するとまずは寺務所で御朱印を頂きました。書き終わって、朱印帳を受け取る時に「本堂を拝観したいのですが」と伝えると、「では、扉を開けますので」と言われ、本堂に移動しました。
来迎寺では御朱印を頂いただけで帰る人も多いと思いますが、せっかくの霊場巡りですから、札所本尊のお地蔵さんにご挨拶したいですね。
本堂前で待っていると扉を開けていただき、堂内に入りました。ちなみに堂内拝観には200円が必要です。
来迎寺は時宗のお寺ですので、堂内中央には、阿弥陀如来坐像が祀られていました。そして、向かって右側には私が鎌倉一美しい像の一つと思っている如意輪観音像が祀られていました。いつ拝観しても素晴らしい像だと思います。鎌倉地方でしか見られない土紋(どもん)が付いているのも良いですね。
そして堂内左に移動すると、札所本尊の地蔵菩薩坐像が祀られていました。こちらのお地蔵さんは岩を模した台座の上に座していることから「岩上地蔵」と呼ばれるそうですが、個人的には岩座より、台座から思いっきり垂れている法衣が印象に残りました。
土紋と同様、法衣を垂らすのも中国・宋で流行したスタイルです。しかし、土紋は鎌倉地方でしか流行りませんでしたが、法衣を垂らすスタイルは鎌倉以外でも流行りました。岩上地蔵尊は像の前で着座すると丁度目が合う場所があり、やはり、そこから見る御姿が一番良かったです。