坂東三十三観音霊場巡りの旅 杉本寺(杉本観音)

杉本寺(杉本観音)

寺伝

天平6年(734)開創したと伝えられる鎌倉最古のお寺です。現在の観音堂は1677年の再建です。正面には851年慈覚大師作と伝わる十一面観音、左手には734年行基作と伝わる十一面観音、右手には985年恵心が花山法皇の命で刻んだと伝わる十一面観音が安置されています。杉本寺という名前は、火災の時、観音様が自ら杉の大木の下に避難したことに由来します。

巡礼記

訪問日:平成18年8月10日

八月十日は、鎌倉にある坂東観音の三寺(杉本寺、安養院、長谷寺)の四萬六阡日大功徳日です。この日にお参りすると四万六千日分参拝したのと同じ功徳があるそうで、この日に合わせて坂東観音巡りを発願することにしました。

鎌倉三十三観音巡りの時と同じように鎌倉駅からバスに乗り、杉本寺に向かいました。バスを降りると本日が四万六千日であることを示す立札がありました。それによると午前十時から三十三観音大法要が始まるそうで、私が着いた時間が十時二十分ぐらいだったので、急いで本堂に向かいました。また普段は拝観料200円が必要ですがこの日は無料で入山することができました。

本堂に着くとすでに大勢の人が堂内におり、お坊さん達がお経を唱えていました。私も焼香などをさせて貰いました。

法要が終わると本堂に上がり、各仏様に手を合わせました。この日はご本尊の観音様にいつもより、より近くで拝観することができ、とてもありがたかったです。

最後に納経所でご朱印を頂きましたが、この日のご朱印には四万六千日の印を押してもらいました。また坂東三十三観音巡りを杉本寺から始めたので、発願印も押してもらいました。

四万六千日の日に杉本寺を訪れたのは初めてでしたが、法要にも途中からですが参加でき、とても良かったです。来年からも出来るだけ四万六千日の日に参拝したいと思います。

四万六千日の立札

四万六千日の立札

仁王門

仁王門

石段

石段

本堂

本堂

リンク集

杉本寺ホームページ 杉本寺公式ホームページ