星谷寺(星の谷観音)
寺伝
僧行基がこの地を訪れた時、法華経読誦の声を聞きました。よく見るとそれは古木の根洞にいらっしゃる観音様の声でした。そこでお堂を建立し、霊像を安置したのが星谷寺の始まりです。
巡礼記
訪問日:平成18年10月8日
本厚木駅から小田急線で座間駅に行きました。星谷寺は座間駅から600メートルほどの距離の所にある交通の便の良いお寺です。よって座間駅西口から歩いて行きました。但し駅に着いた時刻が午後4時10分ぐらいだったので、急いで行きました。
星谷寺に続く一本道を歩いていると、しばらくして銅像が見えてきました。あそこが星谷寺だと思い、更に歩を進めると星谷寺の仁王像がはっきりと見えました。星谷寺には仁王門がなく、仁王像だけが安置されている景色を見ていると西国三十三観音の観音正寺を思い出しました。
時間が遅かったので急ぎ足で本堂に向かいました。しかしその時、けつまずいて転びそうになりました。その場所はちょうど、修行大師像の目の前でした。下から見上げた大師像のお顔はとても厳しく見え、「時間が遅くなってご朱印が頂けなくなるかも知れない」と思い、急いでいた私に「朱印が頂けるかどうかにこだわらず、丁寧にお参りをしなさい」と伝えたかったのではないかと思わず感じてしまいました。
本堂に着くと靴を脱いで堂内に入り、般若心経を丁寧に読経しました。そして観音様、また本堂に祀ってあった大黒天、おびんずる尊者に手を合わせてから納経所に向かい、ご朱印を頂きました。
境内には「七不思議」と呼ばれるものがありますが、見たかった星の井戸はどこにあるのか分かりませんでした。今度は、時間に余裕を持って訪れたいと思います。
仁王像
修行大師像
観音堂その1
観音堂その2