秩父三十四観音霊場巡りの旅 西善寺

西善寺

巡礼記

訪問日:平成26年6月21日

九番札所の明智寺から歩いて行きました。途中、延命地蔵尊を祀る小さなお堂があり、お参りをしました。道中歩きながら感じたのは、武甲山が秩父のシンボルだということです。本当に素晴らしい山ですね。

武甲山

武甲山

武甲山御嶽神社里宮、城谷沢の井に立ち寄った後、西善寺に到着。山門から境内に入ると、本堂を見下ろすような形になっていました。また境内にある「なで仏」を楽しそうになででおられるご婦人がおられ、お話をし、楽しさを分けてもらいました。

境内には推定樹齢600年の大きなコミネカエデが立っており、参拝した時も美しかったですが、紅葉の時期はさぞかし綺麗だと思います。コミネカエデの前には如意輪観音石像が祀られており、右の手を耳に当てているようなその姿は、「急がずのんびりして、自然の音に耳を傾けなさい」と言っているように感じました。

結縁綱に触れた後、堂内に入りました。中央には十一面観音像が祀られており、縁起が描かれた大絵馬も堂内に掲げられており、左側には、布袋像、奪衣婆像、薬師如来坐像が祀られ、欄間には24考が彫られていました。しかし、堂内で法事が行われており、ゆっくりお参りというわけにはいきませんでした。

朱印をいただくために納経所に行くと、赤いパンツが売られており、西善寺はぼけ封じ・長寿祈願のお寺でもあるそうです。

本堂

如意輪観音像とコミネカエデ

大絵馬