大慈寺
巡礼記
訪問日:平成26年6月21日
七番札所である法長寺から歩いて行きました。法長寺から大慈寺までは結構距離があります。途中にある横瀬町・歴史民俗資料館で、秩父札所のことを展示していましたので、休みを兼ねて、立ち寄りました。
展示内容は、
・秩父札所縁起では兵庫県姫路市(播磨国)にある書写山圓教寺の性空上人が登場するが、これは、秩父地方の武士団・中村氏が承久の乱の後、書写山に近い土地の地頭を命じられ、移住したので、播磨国から秩父地方に強い影響があったためと考えられる。
・観音が常住する補陀落山という聖地があると信じられており、秩父霊場の場合、補陀落山に匹敵する聖なる山が武甲山である。この山への信仰が前提となって、秩父山地=観音霊場と仰がれることになったにちがいない。
など、興味深いものでした。
歴史民俗資料館を出た後、横瀬小学校の敷地内にある薬師堂にお参りしました。敷地内に薬師堂があるのはとても珍しく、巡礼の町、横瀬らしいと思いました。その後しばらく歩くと、お地蔵さんが迎えてくれる大慈寺に到着しました。
石段を登ると仁王門があり、その先に、祈願塔と本堂が見えました。結縁綱を握り、堂外から観音様にお参りをしました。堂内には中央厨子内に聖観音像が祀られていました。