秩父三十四観音霊場巡りの旅 野坂寺

野坂寺

巡礼記

訪問日:平成26年6月21日

予定では十一番札所の常楽寺で巡礼は終了するつもりでしたが、時間がありましたので、十二番札所の野坂寺にもお参りすることにしました。

途中、山の神の案内板があり、そこに居られた方に「せっかく、秩父まで来たのだから、是非、お参りしてください」とのことでしたので、お参りすることにしました。坂道がかなり大変でしたが、お参りできて、良かったです。

しばらく歩くと、野坂寺に到着しました。立派な山門です。仁王門かと思いましたが、仁王様ではなく、十王が祀られていました。門の中央には、三面のあずかり観音像が安置されており、

中央面は、病気、痛みを預けて楽しい日々を過ごしましょう。
向かって右面は、怒り、腹立ちを預けて平常心にもどりましょう。
向かって左面は、煩い、悩みを預けてやすらぎの心にもどりましょう。

とありました。あずかり観音像の左右には、牛に乗った観音像、風神雷神像、山の神像などが安置されており、最初からすごい空間です。

結縁綱を握り、お堂に向かうと、堂正面には立派な龍の彫り物がありました。まずは堂外から観音様にお参り。1.56メートルあるので、堂外からでも立派な聖観音像だと分かりました。お堂の中に入り、近くで拝観すると、更にその素晴らしさがよく分かりました。堂内左には、子安観音、二体の薬師如来坐像が祀られており、池を配した庭園もありました。

山門

祈願塔と本堂

龍の彫り物

大絵馬

本堂を出て、山門を見ると、三仏が彫られています。改めて、凄いなと思いました。その後、境内にある十三仏尊像などを拝観し、納経所に行きました。納経所では御朱印をいただくときにお寺の方と色々と話しをしました。以前にも書きましたが、納経所の方が親切なのも秩父札所の魅力です。これで本日の巡礼は終了です。秩父三十四観音霊場は素晴らしい霊場だなと改めて思いました。

三仏