西光寺
巡礼記
訪問日:平成26年7月12日
十五番札所の少林寺から歩いて行きました。山門から境内に入ると、すぐ右に四国八十八ヶ所の回廊堂がありましたが、こちらは出口のようですので入らず、隣のお堂へ移動。すると、金毘羅さんが祀られている金毘羅大権現堂で、ますます四国を感じました。
その隣は札堂で十一面観音像が祀られていました。案内板には「秩父札所最古の遺構です。昔の木の札を打った釘跡が残る」とあり、歴史を感じました。そして、本堂へ。正面の欄間には、見所の一つである釈迦涅槃像がありました。予想よりも大きな像で、周囲にはお釈迦様の死を悲しむたくさん動物が彫られていました。
堂外からの拝観でしたので距離がありましたが、厨子の中に観音像が祀られていました。一方、お前立ちの千手観音像は近くに安置されており、お姿がよく分かりました。
境内には見所の一つである酒樽大黒天が安置されています。酒樽にたくさんの名刺が刺さっているのに驚きましたが、願をかけ、名刺を残すという風習があるそうです。最後に四国八十八ヶ所のご利益がある回廊堂をお参りしました。