龍石寺
巡礼記
訪問日:平成26年9月6日
今年はお盆に台風が上陸するなど天候不順で、当日の天気予報も曇のち雨でしたが、雨は夕方からとのことでしたので、巡礼中は雨が降らないことを祈りながら、秩父を目指しました。
今回は秩父鉄道・大野原駅からの出発です。歩いて行きましたが、要所要所で案内板がありましたし、スマートフォンのグーグルマップを利用しましたので、迷うこと無く、龍石寺に到着しました。到着してまず感じたことは、お寺を囲む塀などがなく、秩父の山々を借景とした観音堂がとても美しいということです。
結縁綱を握って観音様と御縁を結んだ後、お堂に近づくと、中央の厨子の中に千手観音坐像が祀られていました。境内には観音堂以外のお堂もあり、そこには、奪衣婆、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)、閻魔大王が祀られており、中央に閻魔大王が安置されるのが一般的ですが、ここでは奪衣婆が中央に安置されているのが珍しいなと思いました。
納経所で御朱印をいただいている時、近くの幼稚園児が集団でお寺に来て、お参りをしていました。小さい頃から、お寺にお参りすることは良いことだなと思い、そのような子供たちが大きくなって、秩父の札所を大切に守っていくのだろうと感じました。
御朱印をいただき、次の札所に向かうため、龍石寺の裏手を歩くと、大盤石の上に観音堂が建っているのがよく分かりました。