音楽寺
巡礼記
訪問日:平成26年9月6日
二十二番札所である童子堂から小鹿坂巡礼道コースを経由して歩いて行きました。小鹿坂巡礼道コースは山道で当日の巡礼ではもっとも大変でしたが、昔の巡礼者に比べれば、全然大変ではないでしょう。「秩父札所を開設した十三権者の石像」に着いた頃から雨が降り始めましたが、そこからは傘をさしながらでも大丈夫でした。
観音堂の裏側からお寺に入る形となり、結縁綱を握って、観音様と御縁を結び、外陣から金網越しに中を拝観すると、聖観音立像が祀られていました。また、音楽寺という名前から、ヒットを祈願する歌手のポスターがたくさん貼られていました。
納経所で御朱印をいただき、音楽寺を後にしましたが、その頃から雨が本降りになってきました。「十三権者がこの地の松風の音を聞き、菩薩の音楽と感じたのでお寺の名前を音楽寺とした」と寺伝にありますが、残念ながら、当日聞こえた音(雨音)を菩薩の音楽と感じるには至らなかったです。