秩父三十四観音霊場巡りの旅 圓融寺

圓融寺

巡礼記

訪問日:平成26年9月20日

今回の秩父札所めぐりの集合場所は、秩父鉄道の影森駅です。全員が集合した後、圓融寺に向かって出発。今回もスマートフォンのグーグルマップを利用し、駅からしばらく歩くと、圓融寺に迷うこと無く到着しました。

お寺に到着すると、祈願塔と本堂が目に入りました。早速、結縁綱を握って観音様と結縁した後、本堂に行き、中を拝観すると、中央に金ピカの聖観音立像が安置されていました。観音像の向かって右には、地蔵菩薩坐像が安置されており、厨子に描かれた、掌善(しょうぜん)、掌悪(しょうあく)童子から、延命地蔵様と分かりました。

納経所で御朱印をいただく時、観音像が金ピカの理由を尋ねると、やはり、数年前に修繕したからだそうです。

圓融寺の本堂

御朱印をいただきましたので、「次の札所に向けて出発」というところですが、寄らなければいけないところがあります。それは山上にある岩井堂です。現在、札所本尊の観音様は圓融寺の本堂に祀られていますが、元々は岩井堂に祀られていたのです。よって、是非、お参りしたい場所です。

岩井堂に行くには、昭和電工秩父工場の中を通らなければいけません。圓融寺からしばらく歩くと工場に到着し、受付で岩井堂に行きたい旨を伝えると、「緑の線の上を歩いて行ってください」とのことで、その通り歩いていると、琴平神社が見えてきました。

私の持っているガイドブックには「神社の右にある山道を登る」とありましたので、聖徳太子堂にお参りしてから、山道を歩きました。途中から長い石段が始まり、登り切ると、岩井堂に到着しました。

大きな自然石と舞台造りのお堂の風景が素晴らしいです。岩井堂で観音様にお参りした後、更に奥にある修験堂に行きました。秩父札所成立には、秩父修験道が大きく関わっていると言われていますので、秩父修験道を感じる修験堂にお参りでき、良かったです。

また、圓融寺で一緒だった他の巡礼の方々も岩井堂にお参りに来ていました。岩井堂は必ず訪れなければいけない場所ではありませんが、それでも、訪れることによって、得られることは多いと思います。

岩井堂