清林寺
巡礼記
訪問日:平成26年4月20日
三十二番札所の大善寺から元来た道を戻り、清林寺に到着しました。開帳塔婆と結縁綱に触れ、堂内に入ると、中央に安置されている厨子の中に聖観音立像が祀られおり、お参りをしました。
観音像の修理前と後の写真がありました。また説明資料もあり、像は平安時代後期の作で、その形式から三尊像の脇侍として造られたと考えられ、そこから更に中尊は等身大の像と考えられ、平安時代後期にこの地方にそのような三尊像を祀ることができる大寺院があったと推測できるので、貴重なのだそうです。
堂内におられた世話人の方に御朱印をいただきました。その後、お茶をいただきながら、お寺の方と巡礼を振り返りながら、話をしました。
これで准秩父三十四観音霊場の三十四寺を全てめぐり、満願しました。御開帳期間の都合から四日間で巡るという少し早い巡礼となりましたが、横浜、川崎市にまだまだ知らなかった素晴らしいお寺があることが分かり、とても有意義な巡礼でした。