延命寺
寺伝
北条時頼夫人が開基として創建したと伝わりますが、寺史の詳細は良く分からないそうです。本堂には阿弥陀如来像、札所本尊の聖観音像、地蔵菩薩像などが祀られています。
阿弥陀如来像は「木余りの像」、「日余りの像」と呼ばれています。円応寺の閻魔大王像を造った余り木で造ったから「木余りの像」、予定より早く造られたので「日余りの像」と言われるそうです。また地蔵菩薩像にも、双六で負けた時頼夫人が服を脱ぐことになった時、身代わりに現れたという伝説があります。
巡礼記1
訪問日:平成18年2月11日
この日は延命寺から観音霊場巡りのスタートです。鎌倉駅東口を出て、若宮大路を由比ガ浜方向へ歩きます。するとモービルのガススタンドがありますので、そこを左折すると延命寺に着きます。
本堂でお参りした後、庫裏で御朱印を頂きました。
本堂
巡礼記2
訪問日:平成30年9月9日
仏像めぐり仲間の方々と一緒に延命寺を訪れることとなり、堂内拝観も予約してくれました。
予約時刻の9時30分に到着し、インターホンを押して拝観を予約している旨を伝えると、本堂を開けていただき、中に入りました。
堂内中央には、阿弥陀如来坐像が祀られており、堂内向かって左側に、鎌倉二十四地蔵菩薩霊場の札所本尊である地蔵菩薩立像が安置されていました。よって、堂内向かって右側に鎌倉三十三観音霊場札所の観音菩薩像が祀られていると思い、そちらに行くと、阿弥陀三尊像が祀られていました。
「阿弥陀三尊像の脇侍の観音像が札所本尊の観音様かな」と思いながら、改めて、堂内中央を見ると、阿弥陀如来坐像の向かって右側に観音像が祀られており、御詠歌が前にあったので、こちらが札所本尊の観音様だと分かりました。