九品寺
寺伝
1336年、新田義貞が鎌倉攻めの本陣跡へ戦死した自軍の兵の慰霊の為に建立したお寺です。「九品」とは極楽往生する時の9種類の段階のことで、それらは上品上生、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下品上生、下品中生、下品下生です。
巡礼記
訪問日:平成18年2月11日
九品寺と書いて“くほんじ”と読みます。ここは鎌倉における唯一の新田義貞ゆかりのお寺であり、新田義貞が鎌倉攻め時の本陣跡に、自軍の戦死者を慰霊する為に建てたそうです。しかし義貞の死後は義貞を慰霊することがメインになったと思います。
本堂でお参りした後、御朱印を頂く為に本堂に向かって左側にある庫裏に行きました。場所は案内する紙が貼ってありますので迷うことはありません。庫裏に行くと、ご住職がある方と話中で、その方の悩み相談を受けているので10分ほど待って欲しいと言われました。お寺とはお葬式以外関わる機会がないという人がほとんどの中、このように悩み相談を受け付けている九品寺の姿勢は素晴らしいと思います。どのように生きるべきかを教えるのもお寺の重要な役目だと思います。
鎌倉三十三観音第十六番札所の碑
本堂
九品寺の文字