成就院
寺伝
平安初期に弘法大師が護摩供を行ったと言われる霊地に建てられている成就院は、1219年に北条泰時により建立されました。しかし新田義貞の鎌倉攻めによって建物が焼かれ、西ヶ谷に移転しましたが、元禄年間(1688-1704)に現在の地に再建されました。
本堂には本尊の不動明王、札所本尊の聖観音などが祀られており、不動明王は縁結びのご利益で知られています。また成就院は紫陽花の寺としても有名です。
巡礼記
訪問日:平成18年3月4日
今回の鎌倉三十三観音巡りは成就院からスタートです。江ノ電の極楽寺駅を降りると駅前の道を左側に進みます。途中で極楽寺が見えますが更に道を進むと右手に成就院が見えてきます。「駅を降りて左」さえ間違わなければ問題なく着けます。
山門までの石段には多くの紫陽花が植えられています。梅雨の時期にはとても綺麗だろうと思います。石段の数は108で、紫陽花は般若心経の文字数と同じ262株あるそうです。また石段を登りきった場所からの由比ガ浜の景色も素晴らしいです。
境内には本尊の不動明王のご分身が祀られています。こちらの不動明王は縁結びの不動明王だそうで、珍しい気がします。
本堂でお参りした後、納経所でご朱印を頂きました。また近くには鎌倉十三仏の一つ虚空蔵菩薩像を安置する虚空蔵堂、鎌倉十井の一つ星月夜の井がありますので、こちらも訪れましょう。
本堂
由比ガ浜の景色その1
由比ガ浜の景色その2
リンク集
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