海蔵寺
寺伝
1394年、鎌倉公方足利氏満の命を受け、上杉氏定が再興したお寺です。開山は殺生石伝説で知られている源翁禅師と言われています。
薬師堂には本尊である薬師三尊像が祀られています。薬師如来は啼薬師、児護薬師と呼ばれています。門前に鎌倉十井のひとつ「底脱の井」、仏殿の横の道を進むと「十六の井」があります。
巡礼記
訪問日:平成18年3月4日
浄光明寺から海蔵寺へ向かう途中に海蔵寺が管理する岩船地蔵堂があります。堂内の地蔵菩薩像は頼朝の娘である大姫の守り本尊と伝わっています。木曽義仲の子義高と大姫の話は昨年の大河ドラマ「義経」をたまたま見て知り、印象に残った話です。
岩船地蔵堂から400メートル程歩くと海蔵寺に着きます。山門から境内に入ると左に薬師堂があります。薬師堂には薬師三尊像や十二神将像などが祀られています。この日は満開ではありませんが梅が咲いており、写真を撮りに多くの人が寺を訪れていました。
朱印を頂くには庫裏の玄関にある鐘を叩く必要があり鐘を叩いたのですが、てっきり庫裏の中から人が出てくると思っていたら、庭にいたお寺の方が「はい」と後ろから声をかけてきたので少しビックリしてしまいました。
底脱の井
薬師堂
本堂
ご詠歌