円増寺
巡礼記
訪問日:平成22年10月3日
堂内には入れるようにはなっていなかったので、結縁綱を握りながら堂外からお参り。中を覗くと中央に十一面観音像が安置されており、坐像だったので珍しいなと思いました。別のお堂には直伝弘法大師像が祀られていました。納経所で朱印を頂く時に堂内の拝観をお願いしたところ堂内拝観を許可して頂きました。。
堂内に入ると中央の厨子には、中尊に十一面観音像、向かって右に勢至菩薩像、左に阿弥陀如来像が祀られていました。如来なのに阿弥陀如来が脇侍で、像の大きさも十一面観音像が一番大きいのが不思議に感じましたが、密教では全ての仏が大日如来の化身で、仏の位に関係なく、そのお寺に最も相応しい仏様が中尊になるので、不思議ではないですね。札所本尊の十一面観音像は前回の開創70周年の時は御開帳しなかったそうで、今回の御開帳はとても貴重だそうです。
右壇には文殊菩薩像、左壇には不動三尊像が祀られていました。堂内拝観時にお寺の方と様々な話をし、とても良い思い出となりました。もし堂内拝観せずにそのまま帰っていたらほとんど思い出がないお参りとなるところでしたので、巡礼時はできるだけお寺の方と話をしたほうがいいと改めて感じました。