南知多三十三観音霊場巡りの旅

はじめに

平成20年に開創200周年記念で賑わう知多四国八十八ヶ所霊場をめぐりました。知多半島を訪れたのはその時が初めてでしたが、風光明媚で気持ちの良い場所だなと感じました。知多新四国八十八ヶ所を巡っている途中、いくつかのお寺が南知多三十三観音霊場の札所でもあることを知りました。それ以来、私の中では南知多三十三観音霊場は気になる霊場でした。

今年(平成22年)が南知多三十三観音霊場の開創80周年であることを知ったのは知多新四国八十八ヶ所を巡っていた時だったと思います。そして、今年改めて南知多三十三観音霊場の公式ホームページを見た時、

平成22年9月20日~11月10日まで、朱印帳持参の方、先着2000名様に輪袈裟が授与されます。この機会に是非ご参拝下さい。

と書かれているのを見つけ、この時期に訪れようと思いました。

観音霊場巡りでは出来るだけ公共機関を使って、ゆっくりと一つ一つのお寺を訪れることを心がけています。しかし今回は時間的制約などから、知多半島の霊場に詳しい方と車に同乗し、二日間で33の札所寺院と4つの番外寺院の合わせて37寺を巡るという少し慌ただしい巡礼となってしまいました。

ですので、それぞれのお寺でメモを取り、デジカメで写真を撮りましたが、記憶があやふやな為、内容が少し雑になっている箇所があります。その点はご了承をお願いします。

南知多三十三観音霊場は昭和初期に地元観音信仰者の要望により、西国三十三観音霊場の御分身と霊土を奉安して開創された観音霊場です。知多半島には、南知多三十三観音霊場以外にも

・知多西国三十三所霊場
・知多四国八十八ヶ所霊場
四国直伝弘法八十八ヶ所霊場

などがあり、季節を問わず多くの方々が巡礼されています。その為、地元の方々の巡礼に対する理解も深く、とても気持ち良く巡拝することができます。風光明媚で海の幸が美味しい知多半島で、観音様とご縁を深めてみてはいかがでしょうか。