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尾張三十三観音霊場巡りの旅 観音寺(荒子観音)

観音寺(荒子観音)

巡礼記

訪問日:平成22年7月31日

甚目寺駅から名古屋駅に戻り、地下鉄東山線に乗り換えて、高畑駅で下車しました。荒子観音へは5番出口と書かれていましたので、5番出口から地上に出ましたが、改札から5番出口は結構遠かったです。

お寺に近づくと円空仏の看板があり、やはり荒子観音寺と言えば、円空仏だと思いました。境内には裏側から入るような形になり、境内を見渡すと六角堂や多宝塔、仁王門などがありましたが、まずは本堂でお参りです。

本堂の中央には扉が閉じられた厨子があり、厨子の左右には胎蔵界、金剛界の大日如来像が安置されていました。また、手前には円空仏のようなお賓頭盧さんがありました。

笠寺観音、甚目寺観音、荒子観音、竜泉寺観音は尾張四観音と呼ばれ、名古屋城を中心としてみた時、四方に位置します。そして、四観音のうち、その年の恵方にもっとも近い観音様は「恵方の観音様」として、特に多くの人が参拝します。今年は荒子観音が恵方の観音様でお参りができて良かったです。

本堂でお参りした後、仁王門に行きました。こちらには円空作の仁王像が祀られています。少し拝観しづらかったですが、それでも円空仏の素晴らしさはよく分かりました。延宝4年(1676)に作成され、阿形が301.0センチ、吽形が328.5センチと大きな仏像で、最近は小さな円空仏ばかり拝観していたので、その大きさに圧倒されました。

荒子観音寺では、毎月第二土曜日の午後1時から4時まで円空仏の拝観ができるので、今度はそれに合わせて訪れようと思います。

円空仏の看板

円空仏の看板

本堂その1

本堂その1

本堂その2

本堂その2

多宝塔と仁王門

多宝塔と仁王門