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清水寺
寺伝
778年に延鎮が夢のお告げで音羽山を訪れ、行叡居士から授けられた霊木で観音像を刻み、旧庵に祀ったのが清水寺の始まりとされています。数年後、延鎮は鹿を求めて山に入ってきた坂上田村麻呂と出会い、殺生の非を説きました。田村麻呂は熱心な観音信者になり、仏殿を建立し十一面千手千眼観音像を安置したそうです。
現在の本堂は1633年に徳川家光の寄進で再建されてもので、正面36メートル、側面30メートル、高さ18メートルです。
巡礼記
訪問日:平成18年3月20日
西国観音のお寺として本日最後に訪問するのは清水寺です。六波羅蜜寺から徒歩で行きました。さすがに清水寺は多くの観光客で賑わっていました。しかし桜のシーズンになればもっと混むことでしょう。
受付で300円を払い、本堂に向かって歩きます。途中の髄求堂で胎内めぐりをしました。そこでは、随求菩薩の胎内に見たてた随求堂・地下の真っ暗な空間を数珠をたよりに巡り、随求菩薩の下にある光に照らされた随求石を回しながらお願い事をします。めぐる場所は本当に真っ暗で暗闇の恐怖を感じさせてくれます。
本堂に着き、外陣に入りました。私が持っている本には「観光客で溢れる本堂の舞台を離れ、外陣に入ると空気が一変する。信仰心を揺り起こしてくれて、巡礼の気持ちが高まる」と書かれていましたが、私が訪れた時は外陣も観光客の笑い声で溢れ、残念ながら本に書いてあるようなことはなかったです。外陣からご本尊の前立ちを拝見することができました。でも本来のお前立ちは横浜での清水寺展に行っています。
納経所は本堂と阿弥陀堂の間にあります。納経所で御朱印、散華と慈悲の道を頂きました。その後、音羽の滝で水を飲みました。
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髄求堂
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本堂その1
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奥の院
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本堂その2
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