西国三十三観音霊場巡りの旅 頂法寺 [六角堂](結縁御開帳)

頂法寺 [六角堂](結縁御開帳)

巡礼記

訪問日:平成21年3月8日

六角堂に訪れると巡礼用の白い服装をした方がたくさんいらっしゃいました。そのような方々を見ると、自分が単なるお寺巡りではなく、西国三十三観音巡りをしているのだと改めて感じます。お堂の前に観音様に繋がっているお手綱がありましたので、まずはお手綱を握って、お参りをしました。御結縁開帳では、ご本尊を拝観することよりも、お手綱に触れることの方が大切であることを忘れてはいけません。そして、内陣参拝受付で拝観料1000円を払うと記念の散華を頂き、内陣へ。

六角堂の御本尊は136年ぶりのご開帳です。まずは御本尊の写真が展示してありました。ご本尊は聖徳太子の持仏であり、1寸8分(5.5センチ)しかない小さな仏像ですので、写真である程度イメージをつかんでおかないとお姿を見ても良く分かりません。

御本尊の前にはお前立ちの御本尊が安置されており、お前立ちの御本尊から45度の角度で見れば、ご本尊を拝観できるようになっていました。御本尊とお前立ち御本尊では、手の形が違うそうです。それは、御本尊が秘仏なので、お前立ちを造った仏師も御本尊を直接拝観しなかったからだと言われているそうです。 御本尊の脇侍は、地蔵菩薩像と毘沙門天像でした。お地蔵さんは清水寺の勝軍地蔵とは違い、一般的なお地蔵さんでした。

内陣拝観を終えた後はお堂の周りを一周するように境内を散策。不動堂、聖徳太子沐浴の後に建つ太子堂、六角堂の観音様からお告げを聞いた親鸞を祀るお堂など、見所がたくさんあります。

御開帳案内

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