善峰寺
寺伝
善峰寺は、1029年に源算上人が自ら刻んだ十一面千手観音像を安置したことに始まります。13年後、弘法大師が刻んだ千手観音像を本尊として移し、それが現在のご本尊で、源算上人の観音像は脇仏として祀られています。応仁の乱で焼失しましたが、徳川五代将軍綱吉の生母桂昌院の帰依を受け、再建されました。
巡礼記
訪問日:平成18年8月12日
JR向日町駅で下車すると目の前にバス乗り場があります。そこからバスで善峰寺に向かいました。善峰寺までのバス代は340円でした。終点の善峰寺でバスを降りましたが、どの方向へ行ったら良いのか分かりませんでした。そこでバスの搭乗員の方にお寺までの行き方を教えて貰いました。
お寺までの道は坂道になっており、登りきると本などでよく見る山門に出ました。写真で見てもりっぱな山門ですが、実物はもっとりっぱです。しばらく山門を眺めた後、拝観料400円を払って境内に入りました。まっすぐ歩くとすぐに札所本尊を祀ってある観音堂に着きます。観音様にお参りした後、納経所でご朱印、慈悲の道を頂きました。散華は自由に取れるようになっていました。
その後、入山の時に貰った境内参拝順路案内図に従って境内を巡りました。境内は見所いっぱいです。護摩堂には五大明王が祀られており、樹齢600年以上と言われる国の天然記念物である松は本当にりっぱでした。
また幸福地蔵と呼ばれるお地蔵様が祀られており、自分以外の人の幸せをお願いするそうです。そして釈迦堂、奥の院である薬師堂、阿弥陀堂など巡りました。三つのお堂は全て上がることができ、仏様のすぐ近くでお参りをすることが出来ました。
善峰寺は、桂昌院の帰依を受けて再建された為、けいしょう殿など桂昌院に関するものが多くあります。今まで桂昌院と言えば、東京の護国寺を創建した人、または江戸城の大奥で成田山の不動尊の開帳をした人などの知識がありましたが、これからは善峰寺を再建した人ということも覚えておきます。
山門その2
観音堂
天然記念物の松
観音堂
薬師堂その1
薬師堂その2
けいしょう殿
阿弥陀堂
リンク集
善峰寺公式ホームページ | 善峰寺公式ホームページ |
---|