西国三十三観音霊場巡りの旅 穴太寺

穴太寺

寺伝

宇治宮成という人が京都から仏工の感世を招いて聖観音像を彫らせました。そしてそのお礼に感世に馬を与えました。しかし宮成はその馬が惜しくなり、馬に乗って帰る感世を途中で待ち伏せして弓で射殺し、馬を奪い返しました。宮成は家に戻り、聖観音像を見ると矢が刺さっていました。そして馬も消えていました。

宮成は大変驚き、京都の感世の家に行って見ると、そこには無事な感世と馬がいました。宮成は自分の行ったことを悔やみ、聖観音像を本尊に安置しました。

巡礼記

訪問日:平成18年5月1日

JR亀岡駅で下車し、そこからバスに乗りました。ガイドブックにはバス停「穴太口」で下車と書かれていますが、穴太寺行のバスがあったのでそちらに乗りました。穴太口からは穴太寺まで徒歩10分と書かれていますが、穴太寺行きのバスはお寺のすぐ近くに着きます。ちなみにバスの料金は250円でした。

境内に入り、まず本堂の外からお参りしました。そして本堂・庭園セット(500円)を購入し、本堂の中に入りました。札所本尊の聖観音像は三十三年毎に公開される秘仏の為、お姿を直接見ることは出来ませんでしたが、本堂奥に釈迦涅槃像が安置されていました。涅槃像は布団がかけられ、安らかに横たわっていました。受付の方が「自分の体の悪い部分と同じところをなでで下さい」と言っていたので、涅槃像をなでさせてもらいました。本堂を出た後、庭園をしばらく眺めていました。そして最後に本堂横にある納経所で、ご朱印、散華、慈悲の道を頂きました。

山門

山門

本堂その1

本堂その1

本堂その2

本堂その2