西国三十三観音霊場巡りの旅 穴太寺(結縁御開帳)

穴太寺(結縁御開帳)

巡礼記

訪問日:平成20年10月13日

お寺に到着すると以前訪れた時に比べ、はるかに人が多いのにびっくりしました。NHKの番組などの影響でしょうか。まずは本堂前でお参り。本堂前には御結縁の綱がありました。穴太寺では納経所は本堂の右横にあるので、そちらで御朱印を頂きました。

そして、受付所で500円を払い、内陣拝観と庭園拝観券を購入しました。まずは内陣からです。堂内に入ると不動明王像が祀られていました。そしてお堂の中央に移動すると、閉じられた真ん中の厨子の両脇に観音様が祀られていました。ここでお寺の方の説明があり、真ん中の閉じられた厨子の中には絶対秘仏の薬師如来像が祀られているそうです。向かってその右側にお前立ちの観音様、左側に札所本尊の観音様が祀られているそうです。札所本尊の観音様は鎌倉時代の作ではなく、昭和時代に作成されたものです。解説本によると鎌倉時代の作は昭和43年に盗難にあったそうです。堂内右側には釈迦涅槃像がありました。自分の悪い箇所をなぜるようになっており、ふとんをかけられた中々特徴的な仏像です。

庭園を拝観しながら、一緒に訪れたお寺めぐり仲間の方達としばらく談笑し、穴太寺を後にしました。今回の穴太寺は人がたくさんいましたが、普段の穴太寺は人もそれほどおらず、心落ち着けるお寺の一つです。

本堂

本堂