西国三十三観音霊場巡りの旅 一乗寺

一乗寺

寺伝

開基は、花山院、播州清水寺と同じ法道上人です。考徳天皇が病気の時、法道上人が加持祈祷をしたところ、すぐに病気が治ったので、649年に法華山に金堂を建立し、一乗寺の額を授けました。

巡礼記

訪問日:平成18年8月15日

JR姫路駅で下車しました。姫路に来るのはゴールデンウィークに圓教寺を訪れて以来です。一乗寺に行くにはバスに乗らなければなりませんが、圓教寺に行くバスと同じ場所から出ていると思って行って見ると一乗寺を経由するバスは出ていませんでした。予め調べておいたバスの出発時間が迫っていたので焦りましたが、なんとかバスが出発している場所を見つけ、無事バスの出発時間に間に合いました。

35分ほどバスに乗っていると、一乗寺のバス停に着きました。バス停は一乗寺の目の前にあります。バスの値段は630円で、今までの西国三十三観音巡りのバス代の中で最も高かったです。

拝観料300円を払い、境内の石段を登ると仮本堂・納経所に着きます。仮本堂と書いてあるようにここは本来、常行堂です。本堂は現在保存修理中で、工事期間は平成19年12月までと書いてありました。仮本堂でお参りした後、納経所でご朱印、散華、慈悲の道を頂きました。

石段を更に登ると、国宝の三重塔に着きます。流石に国宝だけあって素晴らしいものでした。ここから石段を更に登ると本堂に着くのですが、現在は工事中の為、行くことが出来ません。更に妙見堂や弁天堂にも行くことが出来ません。よって奥の院である開山堂に行き、そこでお参りをしました。

工事中の為に見る所があまりなく、西国三十三観音巡りでは珍しくバスの出発時間まで時間がかなり余りました。境内の休憩できる場所は既に先客に取られており、境内を出てバス停の隣にある食堂・売店を兼ねた休憩所に行きました。休憩所の人はとても親切で冷たいお水の接待などをして頂き、バスの出発時間まで椅子に座って休ませてもらいました。一乗寺が工事中であまり拝観できなかったので少し欲求不満になっていましたが、休憩所の方の親切のお陰で、そんなことはすぐに忘れてしまいました。

石碑

石碑

納経所

納経所

納経所と仮本堂

納経所と仮本堂

三重塔

三重塔

奥の院である開山堂

奥の院である開山堂