一乗寺(結縁御開帳)
巡礼記
訪問日:平成21年11月1日
受付で入山料を払い、境内に入りました。入山料は通常は400円ですが、御開帳中は300円だそうです。石段の前には11月14日に行われる本堂落慶法要のための塔婆が立っていました。
石段の途中に常行堂がありました。前回訪れた時は本堂が工事中でしたので、こちらでお参りをしました。前回常行堂の前にあった納経所はもうありません。常行堂を見ていると、前回のことが色々思い出されてきました。
そこから少し上ると国宝の三重塔がありました。前回訪れた時は石段はここまでにしか上れなかったのですが、今回は更に上れます。三重塔は石段の途中にあるので下からも上からも眺めることができますが、上から眺める景色の方が美しいと思いました。
本堂に入堂すると早速、結縁綱を握って、御本尊様にお参りをしました。そして、内陣特別拝観料千円を払い、内陣拝観へ。御本尊である白鳳時代の聖観音菩薩像が祀られていました。そして、その前に結縁綱が結ばれた宝珠があり、宝珠を両手でしっかり包み、お参りをしました。
本尊の聖観音像が入っている厨子の扉は開かれていますが、両脇の厨子の扉は閉まったままでした。お寺の方に尋ねると、不動明王と毘沙門天が安置されており、14日の法要の時に扉が開くそうです。また、二十八部衆も祀られており、二十八部衆と言えば、千手観音の眷属であり、一乗寺の観音様は聖観音なのになぜ二十八部衆が祀られているのか理由を聞いたのですが、お寺の方も理由はよく分からないそうです。
内陣拝観が終わった後、本堂の天井に釘打ちされている木製の納札を見ました。その後は前回訪れなかった御法社、弁才天社、妙見社などを訪れたかったのですが、時間がないので、今回は訪れませんでした。次回訪問した時に訪れようと思います。
境内を出た後、ジャンボタクシーが来るまで少し時間があったので、前回訪れた休憩所に立ち寄りました。今回もお茶の接待を頂き、短い時間でしたが、心地よい時間を過ごせました。一乗寺を訪れた方は是非、門前の休憩所に立ち寄りましょう。
上から眺めた三重塔