宝厳寺
寺伝
724年、天照大神が聖武天皇の枕元に立ち、「琵琶湖に弁財天降臨の聖地がある」と伝えました。聖武天皇は行基を竹生島に送り、行基は弁財天像を造り、安置しました。そして翌年には観音堂を建て、千手観音像を祀りました。
巡礼記
訪問日:平成18年6月10日
今回6月に西国三十三観音霊場巡りをしようと思った最大の理由は、竹生島神社で6月10日に開かれる三社弁財天祭に参加したかったからです。
彦根港から船に乗って竹生島に行きました。値段は3300円でした。しかしこれは少し失敗しました。「福×2券」というお得な切符があり、これを買えば2900円で竹生島に行くことができたからです。その上、近江鉄道、彦根巡回バスにも一日乗り放題です。巡回バスに関しては、彦根港から彦根駅の区間だけ乗りましたが、ガイドさんが名所の案内してくれるのでお薦めです。
竹生島には入島料として400円が必要です。400円を払い、中に入ると、祈りの階段と呼ばれる弁財天堂に向かう急な階段があります。階段の前には、「瑞祥水」という本尊である大弁才天様の御託宣により平成十四年十一月に掘られた霊泉があるので、忘れずに飲みましょう。
階段を上りきり、弁財天堂の中に入りました。お堂の中には団体の巡礼者の方がおり、全員で般若心経を唱えていました。般若心経を熱心に唱える姿を見るのは気持ちがいいものです。私もお参りをし、納経所でご朱印、散華、慈悲の道を頂きました。納経所は弁財天堂の前にあります。
その後、唐門、観音堂に向かいました。唐門は桃山文化を強く感じさせる素晴らしいものでした。そして観音堂でお参りをしました。札所本尊の観音様はこちらの観音堂にいらっしゃいます。その後、豊臣秀吉の御座船「日本丸」の廃材で作られた船廊下を通り、竹生島神社に着き、三社弁財天祭に参加しました。
竹生島には乗ってきた船で帰ろうとすると上陸時間が1時間10分程度しかありません。団体旅行で後の予定が決まっている方は別として、個人で来られた方はもっとゆっくりしても良いと思います。私は祭りに参加したこともあって、3時間ほどいました。
唐門と観音堂
船廊下
三重塔
竹生島神社からの眺め
三社弁財天祭での舞
リンク集
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