観音正寺
寺伝
605年、諸国を遍歴中の聖徳太子は人魚と出会いました。人魚は「生前、仏を信じず魚の殺生を生業としていましたので、このような姿になりました。繖山(きぬがさやま)にお寺を建立し、私を成仏させて下さい。」と言いました。聖徳太子は人魚を願いを聞き入れ、千手観音を刻み、山頂に堂塔を築きました。平成五年に原因不明の出火で焼失した本堂は、平成十六年に再建されました。
巡礼記
訪問日:平成18年6月9日
JR能登川駅で下車し、そこからバスに乗り、観音寺口で下車しました。バスの値段は330円でした。バス停に観音正寺の方向を示した紙が貼ってあり、その方向に歩いて行くと結神社に着きます。結神社の境内の中に観音正寺への参道があります。参道の入口には「観音正寺参道 これより13丁」と書かれていました。
参道は完全に山道で、長命寺の時と同様、汗を拭きつつ登りました。山道を登りきると、車で来た方が駐車場に車を置き、そこから歩く道と合流します。合流地点から仁王像が立っている場所に向かう道の両端には、為になる一言が書かれた札が20本ほど立てられています。これらを読みながら歩を進めました。
そして仁王像を通り過ぎ、本堂に着きました。本堂には右側から中に上がれるようになっています。本堂の中に上がり、お参りをし、納経所でご朱印と慈悲の道を頂きました。散華は自由に取れるようになっていました。
仁王像が立っている場所の近くに犬が飼われていたのですが、この犬は本堂に向かう時、つまりお参りをする前はものすごく吠えました。しかしお参りを終えた後に通ると全く吠えませんでした。単純に二度目なので吠えなかっただけかもしれませんが、観音正寺の観音様とご縁を結べたので吠えなかったのではないかと思いました。
参道の途中
仁王像
本堂
境内からの景色
リンク集
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