西国三十三観音霊場巡りの旅　元慶寺

寺伝

西国観音巡礼を再興した花山法皇が出家得度したゆかりのお寺です。

巡礼記

訪問日：平成18年3月21日

この日最後は番外の元慶寺を訪れました。地下鉄醍醐駅から山科駅に行き、そこで下車しました。私の持っているガイドブックには地下鉄御陵駅で下車するように書かれていましたが、地図を見ると御陵駅からの道順は分かりにくかったので山科駅から行くことにしました。

山門は龍宮造りで非常に印象的でした。本堂でお参りした後、納経所に向かいましたが、反省をしなければならない事をしてしまいました。

納経所には先達に案内されて巡礼していると思われる数人のグループが朱印を頂くために並んでいました。私はその人達の後ろに並ぼうとしたのですが、その人達は納経所の前は土足禁止と書かれているにもかかわらず、全員が土足で上がっていました。西国巡礼初心者の私はそれを見て、「先達に案内されて巡礼している人達が土足で上がっているのだから、ここでは土足で上がっても構わないのだ」と勝手に思い込んでしまい、私も土足で上がってしまいました。それを見て納経所の人が「全員、土足で上がられていますね」と言いました。私はとても情けなくなりました。やってはいけないと分かっていたのに、他の多くの人達がやっているからと、やってはいけないことをしてしまったのです。他人がどうであろうと正しいことは自分一人でもやらなければならないことを仏様に教えられた気がします。