浄流寺
訪問日:平成29年4月16日
横浜市営地下鉄・新羽駅で下車しました。改札を出て、県道140号を歩き、新羽十字路交差点で右折し、しばらく歩いていると、遠くに赤い旗が見えました。「きっと、御開帳旗だ」と思い、近くに到着して確認するとやはり御開帳旗で、浄流寺にも到着しました。
石仏が並ぶ参道を歩き、境内に入ると、お堂が2つあり、開帳塔婆が3つ立っています。境内の案内を読むと、七番札所の神隠堂は平成17年に神隠堂の講中が解散となり、管理を浄流寺が引き継ぐことになったそうです。また平成25年に九番札所の榎堂が老朽化に伴い再建されることとなり、その時に榎堂と神隠堂を合祀するお堂として生まれ変わったそうです。
結縁綱に触れてからお堂の中に入ると、神隠堂の地蔵菩薩は立像で、榎堂の地蔵菩薩は坐像でした。立像は前にかがみ込んでおり、すぐにでも衆生を救いに行こうとする姿、坐像は来訪者を迎える姿で、対象的な印象を受けました。堂内には札所本尊以外にも、観音菩薩像、薬師如来像、不動明王像、地蔵菩薩頭部が祀られていました。
次はもう一つのお堂です。結縁綱に触れてから前まで行くと、拝観し易いようにお堂入り口に厨子に入った地蔵菩薩立像が祀られていました。こちらのお地蔵さんは良いお顔をしていました。
お参り後、あおい会館で、専用の朱印帳(値段は1500円)と3札所分の朱印(値段は1札所300円)をいただきました。浄流寺は准秩父三十四観音霊場の御開帳時も訪れましたが、良いお寺だと思います。