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観音寺
巡礼記
訪問日:平成20年4月27日
十七番札所である龍雲寺の前の道路を中原街道に向かって歩き、中原街道、横浜上麻生道路を歩いて、観音寺に到着しました。観音寺の参道入口は横浜上麻生道路に面しているため、車の往来が激しく、歩くのが少し怖いぐらいでした。
参道を歩き、境内に入ると思ったより狭かったです。供養塔の綱を握ってお参りをした後、本堂の鰐口(わにぐち)を鳴らそうとしましたが、鰐口の前に下がっている綱がうまく鰐口に当たりません。すると接待所の方が鳴らし方のコツを教えてくれ、無事に鰐口を鳴らすことができました。そして本堂内に着座して観音様にお参りをし、お寺の方に御朱印をお願いしました。「内々陣にどうぞ」ということでしたので、内々陣に入って観音様にお参りしました。
本堂には、まわり地蔵と呼ばれるお地蔵さんも祀られていました。なぜまわり地蔵と呼ばれるかというと、このお地蔵さんはお地蔵さんの助けを必要とする檀信徒の家々をまわって、様々な御利益をお授けになるからです。その為、持ち運びやすいように厨子の後ろに背負うためのヒモが付いていました。この御開帳期間中だけ本堂に祀られており、その後は家々をまわるそうです。
先代のご住職がご自身で彫られたという仏像も数多く祀られていました。その他にも、本堂内陣右に極楽浄土の絵、左に地獄の絵が掛けられており、また天井を見上げると昔の千社札が数多く張られていたので、本堂が歴史ある建物であるということがよく分かりました。
本堂を出て、接待所でお茶などを頂いた後、不動堂でお参りをしました。観音寺は旧小机領三十三観音霊場だけではなく、武相二十八不動霊場の十一番札所でもあります。境内には、カエル石像、おさすり不動尊があり、それらをさすれば御利益があるそうで、私もさすらせてもらいました。石段を下って境内から出ようとすると赤い鳥居があり、お稲荷さんが祀られていたので、お稲荷さんにもお参りをしました。
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本堂その1
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本堂その2
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不動堂
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カエル石像
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おさすり不動尊