法昌寺
巡礼記
訪問日:平成20年5月5日
こどもの国線こどもの国駅で下車しました。歩いていると、まず駅近くにある本堂に着きました。本堂前には旧小机領三十三観音霊場の由来を伝える石碑があります。本堂へはこの石碑を見に来たと言っても過言ではありません。
本堂
由来を伝える石碑
札所本尊の観音様が祀られている観音堂は本堂とは少し離れていますので、しばらく歩いて行くと赤いのぼり旗が見え、観音堂へ到着しました。建物は非常に近代的で、供養塔がなければ、観音堂とは思わないでしょう。綱を触りながら観音堂へ行きましたが、扉が自動ドアだと思い、扉の前で少し立ち止まってしまいました。
扉を手で開けて堂内に入り、観音様にお参りをしました。やはり、結願寺でのお参りは感慨深いものがあります。そして御朱印を頂き、「三十三ヶ所、巡りました」と言うと、「おめでとうございます」の言葉と共に住職の奥様が結願日を書いてくれました。
堂内の接待所で今まで頂いた御朱印とガイドブックを見ていると色々なことが思い出されます。発願して一ヶ月も経っていないのですが、最初に泉谷寺を訪れたのが随分前の出来事のような気がします。接待所にいる間、何人かの方が法昌寺を訪れていましたが、ほとんどの方が結願の方で、どなたも満足そうなお顔をしていました。
観音堂その1
観音堂その2
観音堂その3
これで旧小机領三十三観音霊場を結願しました。巡って本当に良かったと心から思える素晴らしい観音巡りでした。以前にも書きましたが、今回の巡礼のキーワードは「出会い」だと結願した今、改めて思います。
・12年ぶりに開帳される観音様との出会い
・接待所等におけるお寺の方、檀家の方、巡礼している方との出会い
・古くから存在するが、横浜の今まで知らなかった一面との出会い
が、私の出会いです。
巡礼した方はそれぞれ印象に残る出会いがあったと思います。十二年後の素晴らしい出会いを楽しみにしながら、この文章を終えたいと思います。