回向院
寺伝
1657年、「振り袖火事」と呼ばれる大火事が江戸で発生し、死者が十万八千人に及びました。保科正之は死者の冥福を祈る大法要を行わせました。この時、念仏の御堂として創建されたのが、回向院の始まりです。
将軍徳川家綱の愛馬が死んだ時、家綱の命によりその亡骸を回向院に葬りました。信誉上人は馬頭堂を建立し、馬頭観音を祀りました。このことから回向院では動物の冥福もお祈りしています。
巡礼記
訪問日:平成18年6月4日
地下鉄で人形町駅から両国駅まで行き、そこから徒歩で回向院に行きました.京葉道路に沿って歩くと回向院の門があります。
境内はお墓参りの方が結構いらっしゃいました。またペット供養の為にこられている人もいらっしゃいました。境内に入った時、札所本尊の馬頭観音がどこに祀られているのか分かりませんでした。そこでガイドブックを読むと、「高さ十メートルほどの六角形の家畜供養塔があり、その塔内に札所観音の馬頭観世音菩薩像が奉安されている」と書かれてありました。
確かに境内に白い塔があり、そこにいくとその中に札所本尊の馬頭観音像が祀られていました。馬頭観音と言えば、一般に第三番札所の境内に祀られていた像のように憤怒の表情で怖い顔をしていますが、こちらの馬頭観音像は憤怒の表情ではなく、一見しただけでは馬頭観音だと思えませんでした。
札所本尊へお参りした後、本堂に向かいました。本堂の建物は一般に我々がイメージするお寺の建物とは異なり、かなり近代的な建物です。本堂でご朱印をお願いすると、お寺の方が「朱印を書いている間、ご本尊様にお参り下さい」とおっしゃいましたので、本尊の阿弥陀如来像をお参りしました。ご本尊は大きくりっぱな仏像でした。
本堂
リンク集
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