興福寺の中金堂が約300年ぶりに再建され、10月20日から一般拝観が始まり、11月11日まではライトアップと落慶記念夜間特別拝観が実施されています。ライトアップと夜間拝観のニュースを知って、是非拝観したいと思いましたので、10月31日に興福寺を訪れました。
注意:ライトアップ時間は午後5時30分から午後8時までですが、特別拝観の時間は午後7時30分までです。
夜間特別拝観
南円堂近くの石段を上って、境内に入ると、遠くにライトアップされた中金堂が見え、テンション上がります。中金堂の方に急いで向かうと、南大門跡の上から多くの人が中金堂の写真を撮っていました。南大門跡は少し高くなっているので、少し距離はありますが、無料で写真を撮るにはもってこいの場所です。
私もそこから何枚か写真を撮った後、中金堂の夜間拝観をしようと境内を歩くと、勧進所の近くに入口があり、そこで拝観料500円を払って、中に入りました。中に入ると、LED提灯を配布していました。本ライトアップは観客参加型のイベントで、ライトアップされた中金堂、提灯の光、音楽が一体となって風景を作るとのことです。
提灯を持って歩を進め、中金堂の正面に立つと、その荘厳さに感動しました。昔から多くの人が興福寺の中金堂を見て感動したと思いますので、私も同じ感動を味わうことが出来、本当に良かったです。嬉しくてたくさん写真を撮りました。
そして、中金堂の中へ。まずは増長天と広目天が祀られており、次に大黒天、そして、中央に釈迦如来坐像、脇侍として、薬王・薬上菩薩立像が祀られていました。釈迦如来像は中金堂落慶に合わせて金箔を新しく貼り直したそうで、これから中金堂と共に歴史を刻んでいくことと思います。
次は閉じられた厨子があり、中には吉祥天が祀られているそうで、正月三ヶ日のみ公開されるとありました。最後は持国天、多聞天が祀られていました。
通常拝観
翌朝起きると良い天気で、晴天の下での中金堂も見てみたいということで、11月1日も中金堂を訪れました。
晴天の下での中金堂は素晴らしく、中金堂は最も晴天が似合うお堂の一つだと思いました。また中金堂の中に入り、仏像を拝観すると、昨夜よりも立派に感じました。やはり、ライトの下で拝観するよりも、自然光の下で拝観するほうが良いなと実感しました。
中金堂拝観後、猿沢池からの眺めを見るため、猿沢池に移動しました。猿沢池からも中金堂が見え、猿沢池からの景色が更に美しくなったと思いました。
最後に
今回中金堂を初めて見て、中金堂が再建された良かったなと心から思いました。奈良と言えば、大仏を一番に思い浮かべる人が多いと思いますが、これからは中金堂も奈良を代表するシンボルになることでしょう。
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