人間として成長することを目指し、寺社巡りをした時に感じたこと、気づいたことを紹介

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特別展「顕われた神々」に関連した特別講演会「伊豆・箱根・富士をめぐる「かたり」の世界」を聴講しました

神奈川県立金沢文庫では、特別展「顕われた神々 ―中世の霊場と唱導―」を11月16日から1月14日まで開催しており、前回、月例講座「神像としての仏像」を聴講したことを書きました。

「神像としての仏像」は仏像に興味があるので聴講し、今回の「伊豆・箱根・富士をめぐる「かたり」の世界」は中世の伊豆、箱根、富士の信仰に興味があるので聴講しました。鎌倉時代、将軍は正月の恒例行事として、伊豆山権現と箱根権現を参詣しており(二所詣)、中世において、それらは篤く信仰されていました。しかし、現在、関東地方の寺社を訪れても、それらを感じることができず、詳しいことを知りたいなと思ったのでした。

以下、講演を聴いて、印象に残った箇所を書きます。

講演会

・関東地方では酉の市が盛んであり、埼玉県久喜市にある鷲宮神社がその大元であるが、鳥は三島神社の眷属である。

・埼玉県にある久伊豆(ひさいず)神社は、その読みから「クイズ神社」としても知られているが、伊豆山神社に縁のある神社である。

・雷電神社は関東地方を中心に点在する神社であり、群馬県板倉町にある雷電神社が総本社とされている。雷電社は伊豆山神社の一番目の摂社である。

・群馬県板倉町には宝福寺というお寺があり、元々の山号は伊豆山である。特別展「安達一族と鎌倉幕府」でも紹介した秋田城四天王寺の観音像を模刻した如意輪観音像が祀られていた。

・宝福寺は親鸞ゆかりの地でもあり、「浄土三部経」読誦に関する逸話が残されている。親鸞は伊豆山神社のネットワークに乗って、関東で活動した可能性がある。

・富士信仰のルーツを調べると伊豆山に行き着く。伊豆山信仰が富士信仰に広がった。伊豆山の奥の院が富士山である。

・中世では、真ん中に中国、その右側に日本、左側に月氏国(インド)があると考え、月氏国の島が移動してきて、駿河国に落ちたのが富士山と考えていた。

・竹取物語の最後に富士山が登場する。山梨県にある忍草浅間神社に女神の浅間大菩薩像があり、その両脇の像は鷹飼像、犬飼像とされているが、竹取物語に登場する老夫婦であろう。

最後に

酉の市が三島信仰に、雷電神社が伊豆山信仰に関連するとは知りませんでした。また久伊豆神社などには訪れたことがないので、訪れてみたいと思います。寺社めぐりといえば、関西地方に目が行きがちですが、関東地方にも、まだまだ訪れたことのない魅力的な寺社があることを知り、有意義な講演でした。

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