人間として成長することを目指し、寺社巡りをした時に感じたこと、気づいたことを紹介

  1. 致知

人間の花をどう咲かせるか

月刊致知7月号の特集は「人間の花」です。道場六三郎さんと松岡修造さんの対談「人間の花を咲かせる生き方」より。

幸せを捨てて、幸せを得たオリンピック

(松岡)優勝直後に「どんなオリンピックでしたか」と尋ねてみると、羽生さんは「とにかく捨てて、捨てて、捨てる作業をしたオリンピックでしたと」。

一つは、勝つために「技」を捨てたわけです。羽生さんは世界で初めて四回転ループという大技を習得したんですが、それを封印しました。もう一つは、自分の「欲」を捨てたと。彼はゲームが好きなんですが、怪我をしてからそれを一切やめた。あと、彼は「幸せ」を捨てたと言ったんです。

そして、最後に、それではこのオリンピックで何を得たのか伺うと「幸せを得ました」って。人は捨てることによって、掛け替えのないものを得られるんだなと。

散ることを知りながら咲くことを恐れず

(道場)今回のテーマは「人間の花」ということですが、ある時、女優の宮沢りえさんに一番好きな言葉は何ですかって聞いたことがあるんです。そうしたら、彼女はこう答えました。「散ることを知りながら咲くことを恐れず」と。いい言葉だなと思って。いまだに忘れられないんですけど、人生も同じですよね。いずれ死ぬと分かっていながらも、花を咲かせるために常に挑戦していく。

心の声を聞く

(松岡)僕は才能のないところから世界の中に入れたので、可能性というのは誰でもあると信じていて、可能性を引き出すために大事なのはアイデア、創造力だと思っています。それがどこから生まれてくるのかと言うと、崖っぷちに立たされた時、後がない状況のほうが必死になりますからね。

そういう中で、自分の花を咲かせるために大事なことは、心の声を聞く力を持つことだと思うんです。普通は失敗すると人のせいにしてしまったりしますが、自分の心の声に従って行動した場合は、たとえ失敗しても嘘や後悔がないですよね。そういう失敗は必ず成長につながっていく。だから、自分の心の声を聞ける人にして、初めて花を咲かせられるんです。

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