JR北鎌倉駅の近くにある東慶寺では、本堂裏にあるイワガラミを毎年6月に公開しています。今年2018年の公開は
日程:5月19日(土)から6月10日(日)
時間:午前9時から午後4時
と東慶寺のホームページにありました。
注意:公開時期は開花時期によって毎年変わりますので、必ずホームページで確認して下さい。今年は春以降、様々な花の開花が早く、例年より2週間ほど早い公開時期の設定となったそうです。
私はまだ一度も東慶寺のイワガラミを見たことがないので、5月26日に訪れることにしました。
東慶寺境内
北鎌倉駅で下車し、少し歩くと東慶寺に到着です。石段を登り、山門から境内に入り、拝観料200円を払おうとすると、ICカードでも支払いが出来るようになっており、少し驚きました。受付で頂いた案内には、イワガラミ特別公開に関して、以下が記載されていました。
約30年前、小さな苗木を本堂裏の一角に植えたところ、長い年月を経て、崖一面を覆うほどに成長しました。額アジサイに似た花を咲かせますが、ユキノシタ科の植物です。
名前の通り、岩肌に絡みつくように咲く花はなかなか見ることができず、今では、イワタバコ、花菖蒲と並ぶ、6月の東慶寺の風物詩です。
咲き始めたアジサイなどを鑑賞しながら歩を進め、本堂に到着すると、
「イワガラミ特別公開 靴のまま左回り」
と案内が掲示されていました。早速本堂裏へと言いたいところですが、まずは御本尊へのお参りです。お参り後、案内の通り、左回りで本堂裏に向かいました。
本堂裏に到着すると、イワガラミが咲いていました。しかし、それを見ても、私は「額アジサイに似ているな」ぐらいの感想しか浮かばず、写真を数枚取ると、すぐに出てきてしまいました。
東慶寺の境内は奥に伸びていますので、更に歩を進めると、青もみじや竹林があり、見事な景色でした。
その時、「自然から学ぶ」という言葉が浮かびました。禅には「日常生活における全てのことは修行である」という考えがあります。この言葉は「日常生活における全てのことから学ぶことができる」と言い換えることも出来ると思います。自然、イワガラミからは何を学ぶことが出来るでしょうか。
東慶寺の本堂裏は普段は立ち入ることのできない場所です。そのような殆ど誰にも見られない場所においてもイワガラミは毎年立派に花を咲かせる、つまり、誰に見られていようがいまいが関係無く、自分の役割をきちんと果たす。そのことの大切さをイワガラミから学べると思いました。
自然から学ぶという気持ちで、咲き始めのイワタバコを見ると、最初に何かを実現する素晴らしさを感じました。現在、成功しているどのビジネスも、最初は誰もやっておらず、誰かが新規に始めたものです。何かを初めて成功させる人は、最初に開花した花を見て、感動できる人ではないかと感じました。
上記は私の個人の意見であり、正しいというわけではありません。大切なのは、自身が何を感じ、それをいかに日々の生活に生かすかです。
初めまして?。東慶寺ですね?。北鎌倉駅から近いですね?。
こんにちは。東慶寺は北鎌倉駅から近いですよ。